交換雑記

交雑してます。6人くらいでやっています。

ご自愛ください

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お久しぶりの更新です。

最近あなたの暮らしはどう?


ある程度まとまった量の文章を書く、というのは自分の中に書くための泉みたいなものがないと難しく、循環させてないとすぐに枯れたりする。

しばらくそんな感じだったのだけれど、みんなどうしてますか?気付けばもう梅雨ですね。


日常が様変わりして一年以上。

良く聞くようになった気がするこの

「ご自愛」

ということば。

意味は自分を大切にする、とか、体調に気をつけるということ。

要するにセルフケア。うんめっちゃ大事。大人って自己管理。心も身体も自分がいちばん労るべきよね。


たださ、よく思うんだけど、

これって

管理者側の自分を大切にするのか、被管理者側の自分を大切にするのか、迷いません?


管理者側の自分を大切にする、休ませてあげるにはまあ要するに休養最優先。


ご飯?適当でいいよ。ポテチでもマックでもアイスでも食べちゃおうぜ。ちょっとくらい散らかってたって死なない。ちゃんとしようって気持ちを一旦横に置いといてさ、とにかく休もう。たくさん寝よ。全てはそれからだ。


というご自愛。


一方被管理者側のご自愛はとにかく自分に手間をかけること。人によってかなり差が出るけど、ゆっくり凝った料理を作るとか、マッサージに行く、大好きな人と会う。映画を観る。部屋をきれいにする。好きな香りの入浴剤を入れた湯船にゆっくり浸かる。ランニングをする。


というご自愛。


HPとMPはひとりでは同時回復できない

というのが持論なのだけれど、前者はHP後者はMP回復のご自愛。


両方大切だけどいちばん大切なのって、今自分にどっちの、どのご自愛が必要かちゃんと耳を傾けられることだったり。

疲れ果ててると意外とわかんなくなったりするから。あと環境変わると変わったりする。


余談だけど男性サイドのセルフケアっていまいちピンとこないな。

めちゃくちゃ久しぶりだからRe、つくかしら。気が向いたら教えてください。もちろん女性陣も。


ご自愛していこうぜ。

幸せにしてあげるよ

初めて会ったTくんに言われた。

「幸せにしてあげるよ」

ってまるでプロポーズみたいな言葉。

Tくんの声は低くて落ち着いていて至って真面目だった。(本当にそう聞こえた)

どこの馬の骨ともわからない 出会って数時間のわたしに向けて放たれたその言葉は

現実味がなくて不思議で可笑しみがあった。

ちぐはぐな距離感で世界が歪んだ。

自分の何が?どこが?Tくんにそれを言わしめたというのだろう。

きっとその疑問とTくんの言葉は一生心の中から消えない。

Tくん。ユーモアがあって魅力的な人だ。

 

失恋したてであろうと不屈の精神で新しい恋に向けて動き始めたら

面白いこともあるし、疲弊してしまうこともある。

恋とか結婚とかいったん置いておいて愉しく日々を生きて、

気付いたら隣に大切なひとがいる、みたいなのが良い。

早くそうなりたい。とか思っている内はだめだろう。


Yura Yura Teikoku - Koi Ga Shitai (studio version)

ラブリー糸電話

紙コップに繋いだ綿糸。

こちらは僕、向こうにはあなた。

耳に当てる紙コップ。
ぶわっと反響する声。


耳から少し離しながら、
一生懸命に紡ぐ言葉を聴く。

「とと、と同じくらい大きくなったら、ととの部屋で一緒に何か作る」


革小物作家なんて名乗ってるものだから、猫の額みたいなアトリエには革に関する以外にも、天井から吊されたドライフラワーやキラキラ光るビーズ、ハート型に抜ける工具、
ギッシリ詰まってる。

よく部屋に入りたがっては、一緒に工具を持っては革に触れてる。

だから、いつか、何か物作りに興味を持ってくれたらなぁとは思ってた。

それが、近いうちに現実になりそうな気がして、凄く嬉しかった。

嬉しかった、というより、なんだろう、
深く響いたような感じ。難しい。


急に糸電話作ってみたい!!って言われて
しゃーないって思いながら作ってよかった。


あなたはその糸電話の事なんて明後日くらいには忘れてるだろうけど、ととはずっと覚えてるだろう。

 

女の子はなにでできているの?

 



A:食べたものでできている





 

贅沢な身分で、家でごはんとなれば

ほとんど夫が作るのだが

最近、実験的に食事を別々にとっているので

ぼちぼちと自分で作ったものを食べる機会も増えてきた

 

ちゃんと食べているという連絡をするための写真が大半のため

SNS映えとかではない、ただカメラにおさめただけの記録だ。

 

 

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ローストビーフサンドウィッチ

 

よく焼いた食パンにバター、1枚にはマスタードを塗る

スライスタマネギ、ローストビーフ、人参ラペ、レタスを挟む

パンを重ねてラップで包み

重しを乗せて馴染ませる

ラップごと切ると切り口がきれい

 



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カプレーゼ

 

トマトは切ったあと水気を切り、塩をうっすらまぶす

140℃のオーブンで1時間焼く

モッツァレラチーズとバジルをちぎる

ちょっといいオリーブオイルをかける

胡椒をたっぷりふる(好きだから)

 

余ったトマトはオリーブオイルに漬けて保存できる

 


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サラダとガスパチョ

 

サラダ

グレープフルーツと適当な葉物野菜とアボカド

ワインビネガーと塩とオリーブオイルと胡椒

あれば生ハム

 

ガスパチョ

夫が作り置きしたガスパチョ

水切りしたヨーグルトと

ネギと、タバスコを加える

ヨーグルトのまったり感が加わるとスープもメインディッシュ

 


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コロッケの卵とじと

ミョウガとキュウリのサラダ

トマトのお味噌汁

 

コロッケの卵とじ

麺つゆを適当に薄めて温めたら

タマネギを入れて

火が通ったら

コロッケを真ん中に置く

溶き卵を注ぎ入れ好みの硬さになるまで火を入れる

ニラを加えて火を止める

麺つゆを吸ったコロッケはおいしい(コロッケ蕎麦が好き)

 

ミョウガとキュウリのサラダ

ミョウガとキュウリを切る

塩と胡麻油と胡麻をかけて混ぜる

あれば糸唐辛子をのせる

塩と胡麻油をかければ何でも美味しいとおもうが

1番おいしいのはレバ刺しだと思う

 

トマトのお味噌汁

お湯に顆粒だし入れトマトを好きなだけ入れる

火が通ったら味噌を溶かす

トマト、うまみ成分が強いので顆粒だしは少しでも平気


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春菊のサラダ

春菊、キウイ、アボカド、粉チーズ、ワインビネガー、塩、ホワイトペッパー

以上を混ぜて

あれば生ハムをのせる

クルミを入れると食感が楽しい

粉チーズだけで味を整えようとすると

大量に粉チーズを使うことになる

食パンはトーストする

春菊は香りがいいので、生で食べるのが好き

 


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メロン

 

メロンを切る

すくって食べる

バカになりたいときは

ここに日本酒を注ぐ

 


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シャインマスカット

 

洗う

食べる

 


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すきなものぜんぶのせ

 

プラム 無花果 生ハム クルミ ブルーチーズ

皿に盛り上げる

ハチミツかけたりしても良かったのかも

ブルーチーズとハチミツの組み合わせを見つけた人は天才


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冷蔵庫の残り物フルーツ煮のソーダ

 

プラム、無花果、ブルーベリー、桃、砂糖、レモン汁を適当に煮詰める

冷やしたあとグラスに移しソーダを注ぐ

ピンクペッパーを散らす

 


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焼いたネギ

 

よく焼いて塩コショウ

 


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苺とアメリカンチェリー

 

洗ってピンクの皿に盛る

あればシャンパ

 


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ミルクスープ

 

温めた牛乳にコンソメを入れて

フードプロセッサーにかける

ふわふわの泡ができたら

器によそい

焼いたズッキーニをのせて

乾燥ローズマリーとオリーブオイルをふる

ミルクとローズマリーの香りは合う気がする

 

 

 

 

 

 

最近は野菜が高くて

野菜をたくさん買うことが道楽のようだ

それでもクレソンはしょっちゅう食べたいし

カプレーゼにはフレッシュバジルが使いたいし

シャインマスカットは口いっぱいに頬張りたい

最近は自分で茹でた枝豆の美味しさに気づいてしまった

ぽいぽいと買い物かごに野菜を放り込んでいくと

最終的にとんでもない金額になるね

これは健康という付加価値のある贅沢だと思っているからいいんだけど

 

Sugar and spice

All that's nice

That's what  little girls are made of

 

だったらいいんですけど

ビックマックとポテトとナゲットを

コーラで流してこんでいる夜もある

あなたのためのわたし

伝染病が蔓延しているので夏休みだというのに友達に会えない。

多くはないけれど大事にしている友人が幸運なことに何人かいて、中でも高校時代に同じクラスだった数人とは長期休みのたびになんやかやと会っている。彼らといることが私はとても好きだ。だから今、とても寂しい。

 

自粛期間中にツイッターで、

「友達と会えないつらさは、その友達といる自分と会えないつらさでもある。」

というような文言に出会って随分としっくりきた。

その人といる時だけ発生する自分、というのは確実にある。別に多重人格でも八方美人でもなく、なんというか

 

この人といる時の自分が好きだわ

とか

 

この人とだけしたい話があるわ

とか、そういうこと。

 

別に大それた話でなくてもよくて、本当に話したりしなくても良い。

クリーニング屋で流れていたカネコアヤノが洗濯物の匂いと混ざってすごく良かっただとか、

散歩のたび見かける無花果がどんどん大きくなっていて、今年は皮を炙ってサラダに入れようと思っている、だとか。

友情であれ恋慕であれ、会う頻度とは関係なくそういう人の存在がわたしを豊かにしているように思う。その人のためのわたし、あなたのためのわたし。

 

 

ほんのついさっきまで彼女と彼と二人 大泣きしてたんだって。いつも飄々としている友人のそんなシーンを想像したら人間臭さみたいなものを感じて泣けてきた。

Re:愛の形 - 交換雑記

 

swimmyの記事を読んでいて、失恋のつらさのひとつに

「その人のために拵えてきた自分を手放さなければならない。好きな人といた好きな自分ともう会えない」

というのがあるな、と思った。

自分の一部が欠けたような感覚、なんてよく言うけれど、ある意味で本当に欠けているのだ。

 

 

そんなことを考えていて思い出した、大好きな小説。

 

くまちゃん(新潮文庫)

くまちゃん(新潮文庫)

 

 

失恋に関しての連作短編集、というよりはふられ連作短編集。

バトンを渡すように主人公がふられ、ふった相手が次の話の主人公になりまた別の相手にふられていく。

この小説のミソは実は恋ではなく、自分の夢や自分の人生との向き合い方の百人百様さにあり、それがまた良い。

まあそれは置いておくとして、ひとつの話でふる側の人間と次の話でふられる側の人間は、同一人物であるはずなのに印象が全然違う。

 

誰かと共に生きるということ、殊更誰かと恋をするということは、その人のための自分を構築していくことでもある、と、この本を読むとつくづく思う。

 

 

 

私の話になるけれど、弟子入りを決めた頃、大切にしていた恋をひとつ葬った。

夢と恋との両立が不可能だと思ったからだ。

本当に尊敬していたひと。弟子入りを含めてこの道で生きていくための強い気持ちを持つことができたのは、その人と付き合って、釣り合いたくて、そういう自分になったからだ。

 

まさかその人のために作り上げた自分が、自分の夢のためにその人を手放すなんて思わず、泣いた。でもいつの間にかその人よりも、その人と出会って作り上げた自分を、その夢を、手放したくなくなってしまっていた。

 

 

細か過ぎて掴めずサラサラと零れ落ちる砂漠の砂のように、 あるいは、きちんとお椀の形を作れない子供の手を中を無情にすり抜ける水のように、 僕を通過していく女性たち。 そう、僕は何回も出会いと別れを繰り返した結果、通過されることが嫌になった。

愛の形 - 交換雑記

 

その人のそばにいることはできなくなってしまったけれど、あのとき作った、作ってもらった私は、今の私の一部になっている。

そこからまた大切な人と出会った今は、大事なものを二者択一にしないしたたかさも身につけた。

 

通り過ぎて行った人の数だけ作っていった「あなたのためのわたし」は、会えなくなってもちゃんと生きている。なにもかもなくなったりしない。

 

 

 

 

多目的トイレ

 

ッッジジッ!ッッジジ!

夜、コンビニ行くと入り口付近に青白く光る長方形のあれ。

 


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虫が光に吸い寄せられては死に際に放つ音と一瞬の火花。

焼かれる一瞬の音を聴く度に、
自分の心臓が焼かれるような、
遠いトラウマを思い出す感覚のような、
音をきっかけに混濁してありもしない記憶を思い出すような、

そんな気持ちになります。


あっ、また一匹。


落ちた。

 

近づき過ぎれば僕もあの青白い光に焼かれて落ちてしまうような、危うい平均台みたいな欲求があったりして、
まぁそんなの、誰にだってあるんだろうけど。

 

 

平均台から落ちて青白い光に焼かれて社会的に死んだような他人を関わりのない所で見ている人でいなくちゃいけないと思いが社会的に宙を舞うことが出来ていたりして。


そんな、自分は、狡いでしょうか。
まぁそんなの、どっちだっていいんだけど。

 

 

そうだ、庭にアリの巣コロリ置こ。

 

 

 

 

 

 

Re:愛の形

dさんが書いたこの記事を最近よく思い出す。そして何度も何度も反芻している。

僕は漠然と「通り過ぎていく人たち」という存在を感じていた。

愛の形 - 交換雑記

 「通り過ぎていく人たち」という言葉。少し前に読んだときは分かるような分からないようなそんな表現だったが今の自分には言い得て妙なのだから不思議だ。

 

さっきまで公園で友人と会っていた。別れた彼女とよりを戻したんだって。ほんのついさっきまで彼女と彼と二人 大泣きしてたんだって。いつも飄々としている友人のそんなシーンを想像したら人間臭さみたいなものを感じて泣けてきた。「愛」を感じたしそれから関係を修復できることを少し羨ましくも思った。(未練がましい)わたしは大事な人を大事にし続けることの難しさを思い出していつの間にか自分の問題にすり替えてぼろぼろに泣いていた。好きなのにうまくいかなかったな。今も愛おしくて忘れられないくつもの過去に折り合いをつけて生きていくのか とえらく感傷的な気分でまだぐすぐすしている。

細か過ぎて掴めずサラサラと零れ落ちる砂漠の砂のように、 あるいは、きちんとお椀の形を作れない子供の手を中を無情にすり抜ける水のように、 僕を通過していく女性たち。

愛の形 - 交換雑記

すり抜けていった彼らが どこかで幸せに元気に生活していてほしい。

 

もうやんなっちゃう、失恋するたびに聴くユーミンの名曲で〆、ふて寝しよう。


松任谷由実 - リフレインが叫んでる