交換雑記

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Re:Re:ただ、なんてことない日常

6月9日

の、なんてことない日常

 

 

いつも通り朝起きてしばらくだらだらしたあとDVDを見ながらストレッチをする。

 

 

ここしばらく続けているストレッチ。ピラティスが元になっているもので、週ごとにレベルアップしていくんだけど、肉が正しい場所に収まるようになり、身体の使い方が正しくなっていくのが面白い。

本も持ってるしQRコードで動画も観られるんだけど、実践として続けるなら断然DVDだった。カウントしなくていい。いつの間にか終わる。

 

ストレッチで痩せはしないけれど、足が真っ直ぐになって、巻き肩が直って姿勢が良くなった。

息がしやすく、背中が痛くなりにくい。

 

例えば私の足は、太ももの外側が張っているのに内ももはぶよぶよして、膝の上には肉が乗っていた。

体重が増えても減っても形状は変わらずスタイルが良くなったという感じはしなくて諦めてたのが、この1ヶ月で全体的に改善されているのだ。

 

身体つきの気に食わない部分、実は無意識に雑に動いてきた結果なのではないか?という仮説にたどり着く。

 

 

 

無意識に雑に動いてきた結果

 

 

 

という言葉にそのあと川沿いをウォーキングしながらゾッとしてしまう。

色々なことに当てはまる気がして。

 

歩く速度は私の考える速度に良く合っていて、変に落ち込まないで済むから、歩きながらよく考えごとをしている。

よくドライブしながら考えごとをする人とか、ランニングしながら考えごとする人とかいるけど皆はどうなんだろう。

なんとなくキャラクター的にこうじゃないか?と想像してみる。顔がにやけていることに気付いてマスクしてくればよかったな、と思う。

 

ちなみに高校生のころ、美輪明宏さんがテレビで

「寝る前に考えごとなんてするものじゃないわよ。死に近い体勢なんだから悪い方へ向かうに決まっているの。考えごとは起きてなさい。」

みたいなことを言っていて、それからお風呂で1日の反省会をするようになったんだけど、風呂であまりに私が奇声を発するものだから家族に本気で心配されて、歩くことにしたのだった。

 

ウォーキングの帰りには市場のような八百屋に寄る。

山うどが捨て値で売られていた。買うしかない。

 

 

 

暑い、あまりにも暑い。

生きるのが無理だ。毎年言ってるけどほんとうに無理だ。

このまま夏になるんじゃないかと思う。

毎年そう思う。

だけど大体毎年きっかり梅雨は来る。

だけど今年はやっぱりこのまま夏なんじゃないかな。

 

swimmyが言っていた

 

私たちの失われた春

 

という言葉が美しいなとずっと思ってる。

夏は失われないといいよね。フジロックもロッキンもなくなっちゃったけどさ。楽しむ方法はきっといくらでもある。夏の終わりには振り返りながら若者のすべてを私も聞きたい。

 

書くのが憚られる雑な昼ごはんを食べて、この日は珍しく営業を兼ねた打ち合わせへ。

Yさんがスーツの話をしていたけど、こういう時、自営の職人というのはどういう格好がベストなのかしらん。

 

親方や、上の年代の職人さんたちは大体どこへも作業着で行くけれど、私のこの季節の作業着は汚れた古着のカーゴパンツによれよれのバンドT(この日はくるり)だ。

世の中舐めた若者にしか見えない。若者ですらない。

 

結局黒のパンツに、白のツルツルしたブラウスを着てなんちゃってオフィスカジュアルみたいな格好をしていく。暑いしこれでいいだろ。

 

 

打ち合わせ先は訓練校時代にお世話になっていた事業所で、つまり古巣だ。

とは言っても週に2回しか通っていなかったし、もう何年も経っているし…

と思っていたら思わぬ歓待を受けた。

 

 

打ち合わせ中に次から次へと、当時からの社員さんやら社長の奥さんやら会長やらが顔を出しては話していくので、話が全然前に進まなくて思わず笑ってしまう。

あまり忙しくはない時期だからか、担当の社員さんと一緒にフォークダンスのようにかわるがわる談笑を重ねた。

 

当時の私は、決して熱心な従業員ではなかったし、それが態度に出ていたであろう程度には世の中を舐めたクソだったのに、こんな風に接してもらえるなんて、となんだか小さくなってしまう。

 

私は私のことをほんとにどうでもいい人間だと信じ切っていて、だからきっと周りの人間も私のことなんてどうでもいいに違いない、と信じながら生きてきている。

しかし周りは意外と私のことを見ていて、心配したり腹を立てたりしている、というのを実感として理解したのはほんの数年前のこと。(それでも染み付いた思考のクセは恐ろしくて、基本のポジションは今も変わらない。)

 

ここにいたときにそれがわかっていたら、もう少しきちんとできていただろうか。

 

至らぬやつで申し訳なかったな、仕事頑張りますね、と思いながら、見送ってくれた社員さんに会釈をして帰った。

 

 

 

慣れないことをしたら疲れてしまってずっとうつ伏せになっていた。

まだやることあるのに。

でも無理。キャパが無理。

人と接する機会が少なすぎる。

MPの減りが尋常じゃない。

 

化粧を落としてシャワーを浴び、早々に寝た。羽毛布団はもうしまっていいな。

 

なんてことなさすぎる日常。

こんなんでいいですか?