自分を科学する
自分のことを理解するということはとても大事だと常々考えている。
自分は何が好きで、何が嫌いで、何に喜び、何を嫌悪するのか。
ただ残念ながらあらゆる物事は漠然としていて、あやふやで実態があるのかないのかわからない。
その実態のないクラゲみたいなものだって、僕たち人間は組成をバラバラに分解して、一つ一つ分類分けし、体系的に整理することで理解しようと努めてきた。
それは物事を理解するための重要なプロセスだし、さらに言えば己を探求する自分探しに通じるものがある。
「面白い!」の作り方(著:岩下智) という本がある。
この本の帯には「面白い」を体系化をした世界初?の本であるという触れ込みが気に入り買ってみた。
曰く、面白いは下記のような組成がある。
共感:「あーわかる!」という気持ち=自分と同質であると感じる面白さ
差別:自虐など=自分と比べて異質であることに感じる面白さ
笑える:「funny」のような声を出して笑える動的な面白さ
趣がある:「intresting」のような声を出さない静的な面白さ
これらは対立関係にありながらも、交わる4軸を形成する。
・共感⇆差別
・笑える⇆趣がある
参考図(雑な写真ですみません)
そして色々な「面白い」をこの4軸に分類し僕が個人的に強く感じる「面白い」をマークしてみる。
参考図(雑な写真ですみませんx2)
何がわかるだろうか。
僕は「共感」系の面白いは好まず、「差別」や「趣がある」系の面白いを好む傾向があることが見て取れる。
この結果は僕にとって実にmake senceだ。
僕はテレビを全く見ない。それは面白いと思うことがほとんどないからだ。
おそらく、世に言う「鉄板ネタ」や「身内ネタ」、つまり「共感」系の面白さについていけなかったことが原因だったのだ。
僕は珍しいことにトライしている人やリスクをとって何かしている人が好きだ。
それは彼らの行動そのものにある種の「趣」や、自分とは異質であることに関して面白いと感じていたからだった。
物事を体系的に分類して自分の「面白い」を知る。
こういうの面白いと思いません?僕は思いました。
あなたの面白いはなんですか?