ワッショイ妖精
これを誰かに話すと怪訝な顔をされるか、笑われるか、弄られるかの三択位のリアクションになるのだけれど。
小さい頃、たぶん小学生低学年位までだったと思う。
僕にはワッショイ妖精の声が聞こえていた。
読んでくれているあなたはきっと今、「妖精?」「ワッショイ?」と訳が分からないと思う。「なにこの人?」と思ったかもしれない。
それは至極当然のことで、僕にもよく分からないし、僕自身、自分のことをよく「なにこの人?」と考え込むから気にしないでほしい。
聞こえていたんだから仕様がない。
横になったりしていると、よく耳元で「ワッショイワッショイ」と数人の男の人の声がしていた。
それを当時は特に不思議とも怖いとも感じたことはないし、ただ普通だった。
だから親にも話したことはないし、それなりの年齢になってからは酔った勢いで合コンで話したりして、面白がってくれる子と、一線引いてくれる子と、きちんと分かれるのが面白くて勝手な判断基準の一つにしてた位。
それを最近ふとまた思い出したから、
ブログに書いて、ほとんど名も顔も知らない交換日記メンバーに見てもらおうと思ったわけだ。
今では全く聞こえない。
聞こえなくなった事を明確に気づいたわけではなくて、高学年位の時にそういえば最近聞こえてこないなって初めて気づいた。
それ位自分には日常の事だった。